3歳児がママとパパと一緒に寝るのはいいこと?

日本の常識は世界の非常識というのは、しょっちゅうある話しで、今日の話題もそのうちのひとつ。みなさんは、何歳ころまで両親と同じ部屋もしくはベッドで寝たでしょうか?もしくは、お子さんがいる場合、何歳ころまで一緒に寝ていたでしょうか?日本の家族だと、子供はけっこうな年齢まで親と寝るのはゴクゴク普通のことだと思います。

ところが、西洋人にとって、3歳児がパパとママと一緒に寝ていること自体、まずもって信じられないことなのです。エッ、なんで一緒に寝ているの?という勢いです。こちらでは、生まれた時から、1歳より前から子供は、しっかりと別の部屋で寝るのが普通で、それが当たり前なんですよね。

結論からいうと、これは極めて文化的なことで、どちらが正解というわけではない、ということです。

ウチの場合は、郷に入っては郷に従え的なノリで、別の部屋でうちの子供は寝ているのですが、けっこうこれがけっこう便利。夜、子供に邪魔されずに寝ることができるし、なんというか、子供に邪魔されず、落ちつける時間がもてるんです。

さて、それはそれとして、別部屋で寝る彼らのロジックはなんでしょうか?いろいろな人と話してみると、どうやら、「独立心」の育成ということらしいのです。小さい時から、一人で寝ることで早く独り立ちさせる、ということ。子育てのカギが別部屋で寝ることにあるんんだ!と力説するお母さんもいるくらい。

一方で、親と一緒に寝ることのロジックというのもあります。それは、日本の狭い住宅事情です(苦笑)。そう、一緒寝ざるを得ない・・・。というのは、おいておいて、ひとつの理由は、「タッチ」です。子供とのスキンシップを育む大事な時間というとらえ方ができるんですよね。

じつは、この触れ合いというのは、育児上、超大事なのです。

たとえば、こんなことが報告されています。ある病院では、未熟児を育てていた複数の病棟があったのですが、あるひとつの病棟だけがいつも、未熟児の成長が著しく高かったのです。医師たちはそれはなぜかと思い、さまざまな条件を調査するも、すべて同一。

業を煮やしたある医師がその病棟をずっと夜通し隠れて観察することにしたところ、なんと、そこの看護婦が、本来衛生上の理由から禁止されていたのにも関わらず、未熟児ひとりひとりを取り上げ、抱きしめていたのです。

そう、この触れ合いこそが、未熟児にとって命の源になっていたことがわかったのです。それは、子供、さらには大人にも言えることで、ふれあいというのはやはり欠かせないのですね。

この「タッチ」の場として、親と一緒に寝る、という文化的な背景がありそうなんです。たとえば、モンゴルだと、大きなテントの下で家族が全員で寝ますが、これも同じような背景をもっているともいえます。

どう子供を育ててるか―これは、きわめて文化に深く根ざしている営みであることに気づかされるわけです。
スポンサーサイト
2010-09-23 : 学び方論 : コメント : 0 : トラックバック : 0
Pagetop
コメントの投稿
非公開コメント

Pagetop
« next  ホーム  prev »

プロフィール

T. Wakasugi

Author:T. Wakasugi
1977年東京生まれ。幼少時はロンドンで過ごす。もともとはバリバリのエンジニア志向で統計モデルを駆使した分析をしていた。ところが、数値ではさばき切れないビジネスや人間の奥深さに気づくようになり、外資系の戦略コンサルティングファームに勤務。社会人向けスクールの講師として人材育成にも携わる。その後、ロンドンビジネススクールに留学し、リーダシップ・組織・心理学について学びながら、欧州生活を家族で謳歌。現在はロンドンで経営コンサルティングと教育プロブラムを提供。ビジネスブレークスルー大学講師。学びは21世紀、最高のエンターテイメントと実感しつつ、日々精進中。最近はヨガ・瞑想にこっています。弱点はお酒が弱いこと。こんな感じですが、よろしくどうぞ。コメント、質問、MBAなどの相談など大歓迎。twk.lbs@googlemail.com

FC2ブログランキング

FC2 Blog Ranking

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR