モバイルラーニングの本当の可能性(2)

前回のエントリでは、携帯端末を使った学習、すなわちモバイルラーニングがその世界では話題になっていると書きました。
モバイルラーニングの本当の可能性(1)

モバイルラーニングには、二つの学習効果があると思っています。1.学習時間の向上、2.学習コミットメントの向上の二つでした。

前回は、学習時間の向上について書いたので、今回は二つ目について。

2.学習コミットメントの向上

学習コミットメントの向上というと、わかりずらいのですが、単純に言ってしまえば、勉強意欲が上がるということです。

学習者の勉強意欲を上げる、この難題に世界のパパとママをはじめ、教育関係者はおそらくものすごい労力をかけてきているわけで、ある意味スゴイことなのではと思うのです。

原理は単純で、より多く接触しているモノを人間はそれをより好きに感じる傾向があるから。

たとえば、ミネラルウォーターなんて、ほとんどどの銘柄も品質の差はないはずですが、異国の地で、ミネラルウォーターを買おうとすると、どうしても知っているエヴィアンを買ってしまう、この原理です。

携帯端末を使って勉強し始めると、いつでも教材がそこにあるわけです。起きて携帯触って、そこにある。電車に乗って、そこにある。

まるで仲睦ましいカップルのような関係。朝起きると、パートナーがそこにいる、いつでも一緒みたいな、そんな感じでしょうか。

そういうわけで、モバイルラーニングは、学習コミットメントの向上に役に立つと思うわけです。思うと書いているのは、あくまでも、これは僕の強い仮説なわけで、ぜひ、みなさんのご意見もお聞かせいただければうれしいです。

実際の例で言うと、メリルリンチがブラックベリーを使ったモバイル学習プログラムをエグゼクティブに試験的に導入しました。みんな隙間時間を使って勉強してくれたたけではなく、オフィスでも結構勉強するようになったというのです。今まではそんなことはなかったのに、これは勉強意欲の向上と言えそうです。

モバイルラーニングなんて、と思わずに、勉強意欲を向上させる強力なツールと捉えなおすと、見えてくる景色も変わってくるのではないかと。

これこそが、モバイルラーニングを自分のライフスタイルに取り込むことの意義ですね。
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2011-02-23 : 学び方論 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

T. Wakasugi

Author:T. Wakasugi
1977年東京生まれ。幼少時はロンドンで過ごす。もともとはバリバリのエンジニア志向で統計モデルを駆使した分析をしていた。ところが、数値ではさばき切れないビジネスや人間の奥深さに気づくようになり、外資系の戦略コンサルティングファームに勤務。社会人向けスクールの講師として人材育成にも携わる。その後、ロンドンビジネススクールに留学し、リーダシップ・組織・心理学について学びながら、欧州生活を家族で謳歌。現在はロンドンで経営コンサルティングと教育プロブラムを提供。ビジネスブレークスルー大学講師。学びは21世紀、最高のエンターテイメントと実感しつつ、日々精進中。最近はヨガ・瞑想にこっています。弱点はお酒が弱いこと。こんな感じですが、よろしくどうぞ。コメント、質問、MBAなどの相談など大歓迎。twk.lbs@googlemail.com

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