ショッピングセンターのカギは歴史の継承

日本には、似たようなショッピング・センターが乱立してきています。この世界に詳しい同僚のコンサルタントにショッピングセンターの成功要因は何だろうと話したら、彼の回答は、たしか「歴史を継承していること」だったような気がする。

同じようなハコモノをつくり、同じようなブランド店を入れたら、どこのショッピングセンターも似たり寄ったりになってしまうのは当然。では、何がユニークなのかといえば、突き詰めれば、その場所柄、土地柄、そこの歴史、そこに行き着いてしまうことになるわけで、そこの文脈をいかにショッピングセンターに継承できるか、が大事になるという風に解釈できます。

そんな事例として、パリの外れ地であった場所の再開発地区が、ベルシー地区があります。昔は、ワイン倉庫が建ち並んでいたというベルシー地区は、そんな頃の風合いを残しつつ、今は立派なショッピングセンターと皆の憩いの公園に生まれ変わっています。

フレンチ・カップルが手を組んで仲良く歩くベルシーヴィラージュ。倉庫街の息吹がかすかに残る、そんな通り。



家族、カップル、犬の憩いの場所になっているベルシー公園。ここにも、倉庫からの輸送に使われたレール跡が残されています。




ベルシー地区にあるレジデンス。高級そうです。が眺めとロケーションは最高ですね。

葡萄畑と倉庫が広がっていたベルシー地区は、その息吹を継承して、新しい憩いの場、流行のスポットに生まれ変われ変わったという事例でした。


学び:歴史の継承は差別化の源泉

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2009-10-20 : ロンドンビジネススクール留学記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

T. Wakasugi

Author:T. Wakasugi
1977年東京生まれ。幼少時はロンドンで過ごす。もともとはバリバリのエンジニア志向で統計モデルを駆使した分析をしていた。ところが、数値ではさばき切れないビジネスや人間の奥深さに気づくようになり、外資系の戦略コンサルティングファームに勤務。社会人向けスクールの講師として人材育成にも携わる。その後、ロンドンビジネススクールに留学し、リーダシップ・組織・心理学について学びながら、欧州生活を家族で謳歌。現在はロンドンで経営コンサルティングと教育プロブラムを提供。ビジネスブレークスルー大学講師。学びは21世紀、最高のエンターテイメントと実感しつつ、日々精進中。最近はヨガ・瞑想にこっています。弱点はお酒が弱いこと。こんな感じですが、よろしくどうぞ。コメント、質問、MBAなどの相談など大歓迎。twk.lbs@googlemail.com

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