中国人が名前を変える本当の理由はグローバル化

日本人ならば、中国人に対して、誰もが何となく疑問に思っていることがあります。それは、中国人の「名前」です。どういうことでしょうか?

じつは、ロンドンビジネススクールはそれほど中国人が多いわけではないのですが、クラスメイトの名前をあげてみると:

ヘンリー、ウィリアム、ウィルソン、ソフィー、マイケル・・・・

これ、全員、中国人の名前です。これらの名前だけ聞くと、一体どこの国の人の名前かと思うのですが、そう、中国人がこう名乗るんです。

彼らは、親から授かった名前とは、全く異なる、もしくはかろうじて発音が似ていると思われる、ネイティブの名前、それもとびっきりポピュラーな名前にさくっと変えているということなのです。

個人的には、ヘンリーやウィリアムから勝手に日本人的に創造する顔のイメージとは、かけ離れた本人を見るつけ、一体なぜなんだろうかとふつふつと思うわけです。

しまいには、twkも何で名前を変えないのか、といわれるわけです。私の名前は、Tadahiroなので、そうだ、Heroがいい、そう言われるわけです。

これは、一体、なぜなんでしょうか?何人かにぶっちゃけて聞くと、どれも同じ答えが返ってきます。

それは、ずばり、「就職」のためなのです。

すなわち、中国人の本名はきわめて、発音がむずかしてくて、覚えにくい。また、表記と発音がとても異なる。たとえば、Xiaで、「シャ」と発音したり。

就職、転職の際、履歴書やカバーレターに、こうした複雑怪奇な名前を書いても、スキップされて、全く呼ばれなくなってしまうというのです。であるならば、それこそ、誰でも知っている、分かりやすい名前に改名してしまえ、ということらしいのです。

わかりやすさ。それが目的なために、マイケルだとか、そういった超シンプル、かつ誰もが知っている名前に振り子を振るわけですね。

でも、そこまで、極端にやらなくても、たとえば、表記が難しいならば、それを緩和したらどうだろう?たとえば、Xiaをシャと発音するのが難しいから、いっそのことShaと表記したらどうだろう?

そう提案すると、いやいや、Shaだと発音が全く違うから、ダメなんだという。このあたりの微妙な発音の変化は許せないみたい。

世界どこへ行っても会うことのできる中国人。彼らが生きていくための術、知恵、ノウハウが、シンプルネームへの改名へと駆り立てる、というわけです。やはり、物事は、シンプルが一番、ここでもシンプルの法則にのっているということでしょうか。
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2009-09-30 : ロンドンビジネススクール留学記 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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プロフィール

T. Wakasugi

Author:T. Wakasugi
1977年東京生まれ。幼少時はロンドンで過ごす。もともとはバリバリのエンジニア志向で統計モデルを駆使した分析をしていた。ところが、数値ではさばき切れないビジネスや人間の奥深さに気づくようになり、外資系の戦略コンサルティングファームに勤務。社会人向けスクールの講師として人材育成にも携わる。その後、ロンドンビジネススクールに留学し、リーダシップ・組織・心理学について学びながら、欧州生活を家族で謳歌。現在はロンドンで経営コンサルティングと教育プロブラムを提供。ビジネスブレークスルー大学講師。学びは21世紀、最高のエンターテイメントと実感しつつ、日々精進中。最近はヨガ・瞑想にこっています。弱点はお酒が弱いこと。こんな感じですが、よろしくどうぞ。コメント、質問、MBAなどの相談など大歓迎。twk.lbs@googlemail.com

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